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宮西先生
ご無沙汰しております。
お元気でいらっしゃいますか。
こちらに来て一ヶ月がたち、授業量も増えてきました。
最近はくるみ割り人形のリハーサルやバリエーションクラス、5月に行われる予定のコッペリアなどの練習が始まりました。
くるみ割り人形では、雪と中国と人形の練習をさせていただいています。どれも舞台で踊れるかどうかはまだ決まっていません。雪は補欠として踊らせていただいています。普段は端で踊っているのですが、たまに補欠の人達だけで踊らせていただくことができます。袖から走る場面では、最初に走らなければならないので音の取り方など間違えないようにレッスンしています。中国は担任の先生がレッスン後やプラクチカ(ポワントやバリエーションなどのレッスン)で見てくださって、注意を沢山してくださいます。時間的にはとても短いのですが基礎がたくさん入っていて一つ一つ注意して踊らなければいけません。なので、終わった後はいつも足がパンパンになってしまいます。人形も中国と同じようにレッスンさせていただいています。今は出演させていただけるようにと頑張っています。
バリエーションクラスでは、ユリア・マハリナ先生に指導していただいています。先生はマリインスキーのプリマの方でとても綺麗です。レッスンはメドーラやキトリなどのバリエーションを一部分ずつ練習しています。先生がお手本を見せて下さる時は見とれてしまいます。
コッペリアはまだ少ししかやっていませんが、私は時の踊りを練習しています。公演で踊らせていただいたのですぐに覚えることができました。友達と踊りを確認したり、動画を見て研究したりと楽しく練習しています。
クラスでは優しい子ばかりでみんな仲良くしてくれます。先生がおっしゃったことを通訳してくれたり、中国の練習を一緒にしてくれたり、授業の予定を教えてくれたりと仲良くしてもらっています。
先日、マリインスキー劇場に行ってきました。演目はバフチサライの泉でした。Анастасия колеговаとВиктория терёшкинаが出演していました。素晴らしかったです。表現力がすごかったのがとても印象に残り、とても勉強になりました。
こちらはとても寒くなってきて、コートが必要になってきました。朝と夜は特に寒くなり、この間、暖房がつきました。
季節の変わり目、どうぞお身体に気をつけて下さい。
また、ご連絡させていただきます。
実紀
中島実紀
ロシア国立ワガノワバレエアカデミーのオーデションに於いて
最年少15歳で合格しました。
9月から留学いたします。
宮西先生
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
今年に入ってから、先生にご報告したいことが、いろいろありました。
まず、3月公演のシンデレラのキャスティングが発表されました。私は、Autumn とBlue Ladiesの役をいただきました。Autumnは女性2人、男性4人で踊ります。Autumnはリハーサルが既に始まっていますが、定期公演で秋を躍らせて頂いたおかげで音楽と振りがすんなりと合わさりました。
それから、先々週にはアラバマダンスフェスティバルに2泊3日で参加してきました。ここでは、オーディションやマスタークラス、そしてshowcaseで少し踊りました。マスタークラスは、ピルエットクラス、ポワントクラス、マイム、バリエーション、コンテンポラリー、センターと2日で6クラス受けてきました。初めて習うものも多く、とてもハードでしたが、最後まで頑張りました。
そして、オーディションですが、アメリカンバレエシアターのsummer intensiveに合格しました。今日、合格の通知をもらい、とても嬉しいです。ABT は全米5ヶ所でsummer intensiveが行われますが、私は自宅から近いのでアラバマを第一希望とし、第一希望で合格できました。近いといっても、車で4時間くらいなので、寮かホテル暮らしになります。3週間のプログラムで毎日バレエ漬けです。不安もありますが、今からとても楽しみです。
オーディションの結果を報告したくて、新年の挨拶が遅くなってしまい、申し訳ありません。今は芸術祭のレッスンでお忙しいことと思いますが、お身体にはお気をつけてお過ごしください。
来月にThe Nutcracker、3月にCinderella の公演があります。Nutcracker は10~12日がSchool Performance、13日の昼と夜と14日の昼に本公演、計6公演あります。公演の3日前からシアターでの練習になります。役は、SnowflakesとFlowersです。
ところで、今シーズンはJunior Company に入りました。Traineeの一つ上です。
衣装の件、承知いたしました。お使いいただけて嬉しいです。
吉田合々香さんオーストラリアのQueensland Ballet での活躍近況報告№2
宮西先生へ
ご無沙汰しています。
お元気でいらっしゃいますか。
こちらは、40度近くなる日もあり、じりじりと暑い夏に入ったようです。
8月のセレナード、9月と10月のシンデレラのオーストラリア国内ツアーを終えて、この3週間はDance Dialoguesという公演名で、ダンサーが4つの作品に分かれて踊りました。
私は、Young Airtist という若いダンサーのグループの作品で、中心となって踊らせて頂きました。
ポワントを履いてのクリエーションで、リハーサルを通してパートナリングが強化できたと思います。
3週間同じ作品を踊る中で、公演後はいつも先生方から細部にまで渡る厳しいアドヴァイスを頂きました。
簡単に直せるものばかりではなかったので、苦労しながらも次の舞台までに直せるよう必死で練習して披露する、という事の繰り返しでした。最後の公演の後、表情や首の使い方、足の見せ方がとても良くなったと言って頂いたのが、励みになりました。
また今週末はこちらでG20が行われていたので、イベントの一環として野外ステージでコッペリアも公演しました。
今は、来月のくる み割り人形のリハーサルが始まったところです。
私は、雪の精や花のワルツをはじめ、スペインや芦笛、一幕の人形の役を務めます。
カバーではありますが、クララのキャストにも入れて頂きました。
全ての役に精一杯取り組んで、魅力的に踊れるよう頑張ります。
先日は、次回のローザンヌで使われる、新しいコンテンポラリーの課題曲を、参加者に振り渡しする為のモデルを努めさせて頂きました。
他のリハーサルとも重なり、練習期間が5日間という短い時間でしたが、振付家の方とマンツーマンでリハーサルをしたり、正確に作品伝える為に工夫したりと、とても貴重な経験になりました。
それから先週、正団員として来シーズンの契約を頂きました。
これからも、与えられた機会を大切に、沢山経験を積んで成長していきたいと思います。
先生もきっとお忙しいと思いますが、どうぞお体ご自愛ください。
また、ご連絡させて頂きます。
合々香