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宮西先生へ
ご無沙汰しています。
日本は紫陽花の季節ですね。
宮西先生は、いかがお過ごしでしょうか。
私はこちらに来て、ようやく落ち着いた生活が送れるようになって来ました。
入団してすぐの2月から3月にかけては、私の所属するYoung Artist Programという若いダンサーのグループで、ネオクラシックの創作作品をガラで披露しました。
その中のソロは、とてもスピーディーで難しい踊りでしたが、練習過程や舞台を踏んでいく中で私なりに成長できた気がします。
3月末にはこの作品を、キャンベラの国会議事堂で行われたパーティーで、首相の前で踊る機会もありました。
4月から5月にかけては、コッペリアを公演しました。
その中で、私はコッペリアの役と、1幕・3幕の街の女性と、時のワルツに出演しました。
コッペリアの役はほとんど踊りませんが、時々人形らしい動きをする場面があったので、
動画を撮影してより人形らしく見えるよう、研究しました。
時のワルツでは、怪我をしたダンサーの代役が回って来ました。
最前列だったので責任重大でしたが、最初から最後まで正しい立ち位置で踊れるよう、
対称のダンサーとのタイミングがぴったり合うよう、細心の注意を払って踊り切りました。
以前先生の所で踊った時のワルツの事を、思い出しました。
あの時たくさん練習したお陰で、音楽を聞くと自然と安心して踊ることが出来ました。
コッペリアを終えてから、ロミオとジュリエットのリハーサルに励んでいます。
今回は、タマラ・ロホ、スティーブン・マックレイ、カルロス・アコスタの3人のスターがゲストとして参加されます。
リハーサルはマクミラン夫人が指導してくださいます。
私は農民、貴族の役に入っていますが、第2キャストでは友人を踊らせて頂く予定です。
とても大きなバレエで、スターゲストが来るという事もあり、リハーサルはとても厳しいです。
特にコールド達のリアクションがとても重要になってくるので、
ダンサー全員が、日々一丸となって素晴らしい舞台を作り上げるために努力しています。
私はこちらに来て、沢山舞台経験を積む事が出来て、とても幸せです。
これからも良い作品づくりに貢献できるよう、精一杯頑張ります。
今年の定期公演は、コッペリアでしたよね、見られなくてとても残念です。
先生もお忙しいとは思いますが、どうぞお体にお気を付けてお過ごしください。
また近況など報告させて頂きます。
吉田合々香
3月26日(水)
開演18:00(開場17:30)
会場=日本特殊陶業文化会館(旧名古屋市民会館)
ビレッジホール(中ホール)
入場料=3,000円(全指定席)
メイン作品 「Coppelia] 全三幕
その他 「バレエ・コンサート」 「舞曲&小品集」
ご来場お待ちしています。
宮西先生へ
寒さが厳しくなってきましたが、お変わりありませんでしょうか。
私は1月下旬から始まるブリスベンでの生活に向けて、準備を進めています。
それから、1月10日にコルシカ島で行われる、Isabelle Ciaravolaのガラで踊る、
”パリの炎”と”ディアナとアクテオン”の練習にも取り組んでいます。
ガラに出演する事を、Dansomanieというネット上のバレエニュースで、少し取り上げて頂きました。
http://www.forum-dansomanie.net/forum/viewtopic.php?t=5010&start=30
(1番下の記事です。)
先生は、定期公演のご準備でお忙しいのでしょうか。
今回の演目など、またぜひ教えて頂きたいです。
スタジオの皆が、Tシャツを取り寄せて待っていてくれたと聞いて、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなのと同時に、とても嬉しかったです。
また先生方にお会いできるのを楽しみにしています。
どうぞ、お体ご自愛ください。
吉田合々香
P.S.私が出演した舞台の映像を少しお送りします。
シンデレラ
http://www.youtube.com/watch?v=IOUXZMUl5oM
カルメンとドルシネア
http://www.youtube.com/watch?v=-xf_vVuPj5w
宮西先生へ
ご無沙汰しています、お元気でいらっしゃいますか。
私は昨日パリに戻ってきました。
10月19日にある、イザベルとのガラのためのリハーサルをしていきます。
ディアナと海賊のグランパドドゥを踊ります。
オペラ座のダンサー達の中で踊れるチャンスを大切に思い、少しでも近付けるように努力したいと思います。
パリは朝夕は肌寒いですが、日中は過ごしやすい良い季節です。
今回はスタジオに行けず残念でしたが、また近いうちにお会いできるのを楽しみにしています。
吉田合々香
宮西先生へ
ご無沙汰しております。
暑さが厳しくなってきましたが、お変りありませんでしょうか。
私の近況を報告させていただきます。
5月にあった、卒業試験を無事終えた後、
6月の舞踊史と解剖学の為のテストの猛勉強をして、
口頭・筆記での試験をなんとかパスしました。
去年受けた、音楽のテストの結果と合わせて、
ディプロマをいただく事ができました。
これがあれば、将来フランスで教師になりたい場合、
ほとんど試験を受けずに資格がもらえるそうです。
6月下旬には、2つのガラ公演に出演しました。
ニース国立劇場で海賊のグランパドドゥを、
トノン・レ・バンという所でシンデレラのアダージョとヴァリエーションを踊りました。
パートナーはPhilippe Solanoというオペラ座のダンサーです。
リハーサルは現役エトワールのIsabelle Ciaravolaに見ていただきました。
つなぎの部分をより綺麗に見せる方法や、上体の伸びやかな使い方など
とても勉強になりました。
嬉しい事に、10月にフランスのコルシカ島で行われる、彼女のガラ公演に誘っていただきました。
今度は、海賊に加えてディアナとアクティオンのグランパドドゥを踊ります。
とても楽しみです。
先週1週間は北フランスで行われた、Andrey Klemmのサマーコースに参加しました。
Isabelleをはじめ、たくさんのオペラ座の先生方から、
クラシック、バー・オ・ソル、レパートリーの授業を受けました。
レパートリーは居酒屋でのカルメンのVa、1幕のキトリの友人(2人で踊る場面です。)を習いました。
とくに、カルメンは特殊なPaが多いですが、踊っていてとても気持よく、楽しい曲でした。
最終日にはガラがあり、私はカルメンと友人とドルシネアのVaを踊りました。
たくさんの先生方に、感動したと言っていただけたのはとても嬉しかったです。
またこれから頑張るための、励みになりました。
15日に日本に着く予定です。
9月いっぱいまで滞在し、10月はまたフランスでガラのリハーサルをします。
11月からはオーストラリアのQueensland Balletに行くことになりました。
先生はコンクールなどでお忙しいのでしょうか。
どうぞ、お体ご自愛ください。
また、先生にお会いできるのを楽しみにしています。
吉田合々香